否唯なしに。

否唯なしに。

否唯なしに。

許せない人

これは、具体性のある文章の構築を目標に綴られた日記です。

 

☆お仕事の実習がはじまる、めでたい。

 嫌いで嫌いで仕方がない座学研修期間を満了し、やっと実習がスタートした。初めは先輩方のお仕事内容を見学させていただくのだが、想像の(リアルに)数倍仕事がデキる方々ばかりで驚いた。ここで仕事がデキる、と表現したのは、仕事が正確、とか、仕事が速い、とかではなくて、各々、論理的な思考の元に様々な案件を対応していらっしゃるということ。頭使って仕事するのは当たり前の事でしょ、と思う人いっぱいいると思うし、逆に仕事なんかに頭使ってられるかよ、って思う人もいると思う。でも対人関係のお仕事って頭を使わないと上手く物事が運ばないし、最低限ここは考えて仕事してよね、っていうラインをあっさり踏み越えて適当な仕事をする人間が結構いるものだ。正味、社会なんてそんなものだろうと思ってタカを括ってしまっていた自分が何処かに居たけれど、鮮やかな仕事ぶりを見せていただいて割と感動した。こんな職場で働かせていただいて良いんですかって思った。元々、仕事は楽しんでやるタイプだし、そこに達成感とか満足感みたいなものが得られるタイミングがあるのならば、私は嬉しいと感じる。

 ここまで書いて思った。内容、全然具体的じゃないじゃん!………いつからか、具体的な文章を書くのがあまり得意じゃなくなってしまったと感じているので、定期的に具体的な文章を書く訓練をしたい。とりあえず、お仕事で感動した点を具体的に数点あげるなら、

・自分が初動を受け持った案件の後続対応を確認して、自発的に対応経路を追う人が多い事。

・絶対に必要な情報と「あってもなくても困らない」情報を瞬時に切り分けてメモに残す人が多い事。

・顧客の質問内容や要望を瞬時に要約して復唱できる人が多い事。

大体この辺かな、と思う。普通にすごい事だと思う。私は瞬間的にこういう事が(まだ)できないシーンが多い。きっと、ある意味において中途半端な仕事を許せない方々の中で仕事を続けたら、それは少しは自分にとって糧となる時間になるだろうか。今からワクワクしている。

 

※追記:残念だけれど、上記に該当しないパターンも少なからず存在するらしい。とうにわかっていた事だ、仕方がない。

 

☆「響け!ユーフォニアム」を再履修してしまう。尊いです、とても。

 お友達に誘われて、あまりやった事がないアニメの再履修というやつをやってみた。正確には、この作品、原作で全て追っていたので、腰を据えてアニメ側を視聴するのは初めてだったのだけれど、(当たり前ながら)原作とはまた違った手法でキャラクターそれぞれにフューチャリングしているシーンが端々に見られてとても感動した。特に、原作では感じ取れなかった、理解できなかったキャラクターの魅力がふんだんに織り込まれていて、言葉を失った。

 原作で、結構キツめの性格というか、我が強いようなイメージで初め描写される「吉川優子」先輩という、主人公の一つ上の学年のキャラクターが居て、最初は主人公の視点に対立して見えるような役回りを負っているから、どうしても理解に苦しむ人物なのだけれど、ストーリーが進むにつれて少しずつ彼女の本質がみえてくるのが非常に良い。なんでこの人はこんな事を言ったのか、このシーンでこういう感情を抱くのか、そこに裏打ちされる為人の本質がきめ細やかに描かれている。彼女は所謂、許せない人なのだけれど、ナンセンスを承知で言葉を付け加えるなら自身の信条に背く事を決して許せない人なのだけれど、それだけに、人間として強く、熱く、魅力的なキャラクターであって、その姿は渇いた心に良く刺さる。今日また、続きを視聴する約束をお友達と交わしている。とても楽しみだ。

 

☆同期と会って、芸術を語るなど。

 リアルのお友達と久しぶりに再会して、それで創作についておしゃべりしてきた。創作談合と言えば聴こえが良すぎるか。別にオタクトークと読み替えても良いけれど、でもなんか、ちゃんとお互いに創作を続けている人間同士なんだ。そういうお友達とこうやって定期的に「物を創ること」について話せるのが嬉しかった。向こうは今年中(?)にまた作品を描き上げるらしい。何か個展みたいなのもやってるのかな、詳しくは聴かなかったけれど。創作を語る事ができて嬉しい一方で、少し、創作に対して気持ちを向けられていない今の自分を許せなかった。

 最近「愛の痕」という読み切り作品をSNSを通じて読んだ。月並みな感想を述べるけれど、心の底から感動した。物語に?イラストに?…そうじゃない。等身大の人間を描写せんとする作者の心意気に感動したのだ。人間は人間を理解しないとそれを描くことはできない。ましてやその心情や微妙な感情の変化なんて、きっと一生懸命に学ぼうとする人間の方が少ないのではないか。(圧倒的主観)…いつから私は、それをしていないだろう。思い出せない自分が許せなかった。理解したい感情も、描きたい感情もまだ沢山ある。少しは苦しい思いをしながら、何か真面目に創作してもいいんじゃないかと、久しぶりにそう思った。

 

 結局、最後は抽象的な文章になっちゃってるじゃん!

 ああ、怠惰、怠惰、

 許せませんねぇ…

 

2023.06.13 ー弥永唯.

 

満員電車


 人生で初めて本物の満員電車に揺られた。文字通り数えきれない人間の、物理的な体積と精神的な質に押しつぶされて、自分という個と他人との境界線がわからなくなるような、そういう気持ちの悪さを感じた。没個性という言葉は存在するけれども、こうやって、彼らは自分という個を見失って、何となく社会という大きな体制に埋もれて形式的に生きていくのだろうと実感した。それでもきっと、その有象無象に埋もれながらも宝石みたいに煌びやかに輝くことを忘れない人間も幾人か居るのだろうし、その光を常に求めて走り続けられるくらい、己の精神聖域は守り続けようと思った。

 


 歳を重ねるたび、生まれ育った故郷よりも大きな街へ出て、そこで交友関係を築いて、暫く経って、またそれよりも大きな都市へ住まいを移して、また多くの人間と関わってきた。大きな都市には相応の情報と選択肢が膨大に存在して、自身の成長していく精神世界を満たすようにして、それは私の中に様々な価値観を形づくっていった。幼き日には怖くて意味がわからなかった映画も、成長してから美談である事を理解して、大人になってからその主題が単純に美しいものではない事に気づいたり、何となく好意を抱いた相手の事を、加齢と共に、自分がなぜ彼らを好きであるのか、自分にとって彼らがどのような影響を自身に与えてくれる存在なのか、言語化してそれを理解できるようになったりした。そうして今、精神の容れ物の大きさが、そろそろ最大値に近づきつつあることを実感している。私は、外界から流入してくる新しい情報や選択肢を、今までのように考え無しに受け入れて自分の中に取り込む事をしなくなった。必ずしもそこには、これまで自信が構築してきた価値観という名前のフィルターがあって、無意識的に自分にとって必要でないものを極端に拒絶する傾向にあるのだと思う。これから無意識的に生きていけば、きっと私にとって、これ以上の人間的な成長は見込めないのだと、何となくわかる。意識的に、積極的に、能動的に、私は、私の精神を豊かにしてくれる情報と選択肢を求めて物理的に行動しなければならない段階に来ているのだと思う。まだ若い魂は幸いなことにまだそれを望んでいるし、脳もそういう栄養を待ち望んでいる。

 


 物理的にも、精神的にも息苦しい満員電車の中で押しつぶされそうになりながら、このまま大都会に喰われてたまるかと、何となくそう思っている。私はまだ、強くなれる。

飛翔の代償

 空を翔ぶ鳥は本当に自由なのだろうか。彼らは何を考え、何の為にこの何もない空を翔け、舞っているのだろう。私の頭上を過ぎていく鳥達を目で追う度、意味も、取り留めもない疑問が浮かぶ。何となく、地面に縛り付けられている私達人間なんかよりも、余程自由に世界を駆け巡っているようにも思えるが、果たして鳥は何を考えて今を翔んでいるのだろう。

 

 

・翼を持たぬ者にとって、その重みは理解し得ない

 夢を語る人の背中には、聴き手には視えない翼が生えている。偶に語り手と波長が合うと、その片鱗が透けて視える事がある。そんな時は自然と少し口角が緩んで、声にならない昂りが心から漏れ出す。その生に意味を見出しながら羽ばたく生き物の美しさは筆舌に尽くしがたい。その意味に触れる瞬間もまた、生を実感する瞬間であって、だからこそ、対面に座る人の背中に透明な翼の一部がキラりと輝く瞬間は酷く心地が良い。

 久しぶりに旧友と再会した。旧友はきっと、以前頻繁に私と会っていた時には曖昧だった、何か目標に向かってその足を一歩、また一歩と前へ進めているのだという事だけ、何となく分かった。彼の背中に翼は視えなかった。でも、彼の語る言葉の端々から、その昔、背中に秘めていた翼の片鱗が垣間視えて、とても懐かしい気持ちになった。同時に、淋しいという気持ちを覚えた。かけがえのない親友が何処か遠くへ翔んでいってしまうかのような感覚。確かに今の私にとって、彼が背負っている翼の重みは理解し得ないのだと思った。(大事なのは、理解できないのではなくて、理解し得ないという事だ。)

 

・翼を失くした人、翼を失くした意味

 家庭に縛られて居ないという意味において、私をはじめ、独り身の人間は自由であると言える。そのような観点において言えば、当然、自由を失くした人、即ち翼を失った人も少なからず存在する。人によってルーツと価値観の違いに差異はあれど、歳を喰って結婚に纏わる話題が酒の肴になる事は少なくないだろう。結婚する事は一般的にはめでたい事だろうと思うが、私にとって羨望の対象であった人間(勿論、親密度に関わらず全ての友人がそれに含まれる)が、その世界に一つだけの翼を失くしてしまうのだと想うと、惜しくて堪らない。

 翼を失くすという事は、勿論、それに翼を失くすだけの価値があるという事だ。もう少し主体的に言い換えるならば、翼を失くしてもいいと思えるような理由がそこにあるという事だ。ある種他人の幸せに対する妬み嫉みとは別に、それについて何か物寂しさを感じてしまうのは、まだまだ私の心が未熟だからなのだろう。しかしながら私は、もっと貴方達と夢を語って居たかった。その翼がキラりと光る瞬間を私はもう見られないのだ。そう考えると、私はいつか翼を失くすという事についてどうも忌避的な考え方が心の底から拭えない。


・鳩は翼の重みを知っている

 平和の象徴とされる鳩が羽ばたくシーンは、画角の中で見ることの方が多いのではないだろうか。私にとって馴染み深い鳩達は街路樹の下で人間と足並みを揃えて健気に歩き回っている姿だ。首を振りながら歩く鳩の何と愛おしい事か。私は無性に鳩の事が大好きである。

 最近、翼の重みについて考えさせられる度に、鳩は自分の背中の翼の重みについて理解しているのだという錯覚に囚われるようになった。(自身の身体の一部なのだから科学的には全く以て当たり前の事であるが。)彼らは羽ばたく事の代償を分かっていて、普段、人間と共に地面を歩いていると考えたら、極度の親近感を覚えられないだろうか?

 昔から鳩は好きだったが、目標が何もなくて生きるのがつまらなかった時期に鳩の事を好きだった理由は、何も考えていないような、感覚の鈍さに惹かれたからだった。今、街で歩いている鳩を見ると、本当は翔べるのに翔ばないそれに、何か意味があるような気がして、何を考えながら地に足をつけて歩いているのか尋ねたくなる。

 かの夢野久作も、代名詞とも言える著作の巻頭で「胎児よ胎児よなぜ躍る/母親の心がわかっておそろしいのか」と詠んでいる。私達にとって胎児に心(魂)がある事は理解できど、胎児の心が何を想うかはわからない。しかしながら胎児には母親の心がわかるのかもしれないという、アンチテーゼを含んだ想像が織り込まれたこの唄はやはり秀逸である。私達の隣を歩く鳩も、私達が翔べない理由(歩かざるを得ない理由)を知っているのかもしれない。

 

・それでも私は、翼が欲しい

 この春、借金をして東京に越してきた。生活に変化が欲しかったから。夢を語る事は誰にだってできる。それを叶える事も。私にとって「夢」が何なのかは分からない。今、やりたい事も正直分からない。でも、何か形として目に見える人生進捗が欲しかった。親しい友人がいつの間にか翔び立っていく前に、もっと夢について語りたくなった。現実的に言えば時期尚早ではあったけれど、少し無理をして引越をした。

 新生活の先駆けに、暇を持て余した5月を使って少し絵を描いた。モチーフに選んだのはタロットカードの死神。このカードの逆位置には「逆転」や「現状の打破」という解釈が存在する。逆境と奇手(定石の対義)を好む私にとって、大分シンパシーのある解釈カードだ。タロットカードに纏わる占いをやった事はないけれど、何かの縁でそれを知ってから印象に残って私のルーツの一部となっている。

 この段落は蛇足という名の余談だが、代わりの利かない悪友(今年で7年目の付き合いになる。)から、しばしば私が奇手を選択する度に「ひとでなし」だと揶揄される事がある。本来的な意味についてのあれこれは置いておいて、「ひとでなし」であることは、私の翼の原料の源のような物であって、きっと私が社会の歯車に成り下がって「ひと」になってしまった時、私は未来永劫、翼を失ってしまうだろうと思っている。今回は自戒の意を込めて、死神の逆位置の、さらに逆を描いた。バカのひとつ覚えみたいに奇手を選択し続ける事が美しい訳ではないが、常に定石を疑って自分にしか選択できない手を見出して行きたい。きっとそれが、私の翼のアイデンティティだから。

 


 いつも文章を描くときは外の景色がよく見えるカフェか公園で描くのだけれど、今日は新しい生活拠点の近くにある、これから私のホームになるカフェで、人と共に歩道を闊歩する鳩を見ながら描いた。東京の鳩はガタイが良くて、デカい夢をその翼に宿している気がする。

 

f:id:mieiyoutube:20230530154028j:image

 

いつもとちょっと違う作風は、いつの間にか翔びたっていった旧友を想って(に倣って)。

 

2023.5.30. 再出発に際して。

〔スプラメモ #1〕エリア_スクスロ要点(ステージ別)

目次

▫︎キンメダイ美術館

▫︎マサバ海峡大橋

▫︎マヒマヒリゾート&スパ

▫︎海女美術大学

▫︎ザトウマーケット

▫︎スメーシーワールド

▫︎チョウザメ造船

▫︎ゴンズイ地区

▫︎ナメロウ金属

▫︎マテガイ放水路

▫︎ヤガラ市場

▫︎ユノハナ大渓谷

 

▫︎ヒラメが丘団地

▫︎クサヤ温泉

▫︎マンタマリア号

▫︎ナンプラー遺跡

▫︎コンブトラック

▫︎タラポートショッピングパーク

 

 

 

キンメダイ美術館

f:id:mieiyoutube:20230420020509j:image

初動(ピンク)

・高台にメイン

・味方にクアッドみたいなガチ前線武器居る時は譲って緑のあたりから炭酸軸

 

抑え(青)

・右奥に炭酸、ナイスダマ

・人数有利かつカウント取りたい時だけ相手高台あがってる、炭酸しか投げない、必ず復帰に合わせてライン下げる。

 

打開(緑)

・左奥の敵を重点的に見る、左から足掛かりをつくるイメージ

・キルできなくても一旦退かせてから降りて対面してる

・キルできなかったら左奥でひたすら生存、塗り合えばナイス玉で前線上げられる

・とにかく炭酸投げてultあげの意識

 

参考:Xマッチ【Splatoon3】 https://www.youtube.com/live/JAqH0uGiiYI?feature=share @YouTubeより

 

 

マサバ海峡大橋

f:id:mieiyoutube:20230520033112j:image

初動(ピンク)

・炭酸軸

・エリア右面、左面からケアしてくイメージ?

 

抑え(青)

・台上にメインを振る。

・メインが強いので炭酸の投げ過ぎに注意

・基本右目に見て、敵が正面に集まるようからエリア側から迂回して下からメインを振る

・ナイス玉は割と温存、相手のultに合わせて時間稼ぎするイメージ。

 

打開(緑)

・炭酸とナイス玉

・左手前の敵から落としてエリアを塗りに行ければベスト

※そもそも打開が無理なのでオールダウンみたいな展開にならないように気をつけたい。

 

参考:少しだけエリアやります【Splatoon3】 https://www.youtube.com/live/wlfsH3sR7LQ?feature=share @YouTubeより

 

 

マヒマヒリゾート&スパ

f:id:mieiyoutube:20230420225411j:image

初動(ピンク)

・ひたすら自高で炭酸、ライン下げる時は手前高まで下げちゃう、降りない。(多分後衛いない時)

 

抑え(青)

・下から炭酸、敵高裏にメイン

・エリア左側の塗りをきちんと確保してすぐにライン下げられるようにしてる

・右奥見に行く時は味方のカバー色が強め

 

打開(緑)

・左高の確保から、炭酸軸

・エリア左側をクリアリングしていくイメージ

 

参考:

プラべ【Splatoon3】 https://www.youtube.com/live/-D5g3XwGS9E?feature=share @YouTubeより

 

 

海女美術大学

f:id:mieiyoutube:20230524181414j:image

初動(ピンク)

・歩いて左下へ、敵高に斜め下からメイン(1キル以上目指す)

 

抑え(青)

・敵高上の網上にメイン

・人数把握、右側からの抜けを咎め

・炭酸少なめ、退路の為にインクを残しておく

 

打開(緑)

・炭酸投げてult貯め

・キルorナイス玉を足掛かりにしてエリア中の高台を取りつつ打開を目指す。

 

参考:れんたな 「eria【Splatoon3】」 #OPENREC #Splatoon3(スプラトゥーン3)https://www.openrec.tv/live/pnzg6l461ry

 

ザトウマーケット

f:id:mieiyoutube:20230521031105j:image

初動(ピンク)

・右下側から敵高に向かってメイン

 

抑え(青)

・敵陣下からメインと炭酸

・前線を下げる時は敵高側に一旦引けるように退路を引いておくと良い

 

打開(緑)

・割と難しいイメージ

・リッターの斜線切りながら自陣下の敵に炭酸で圧かけ

・ナイス玉をエリアに投げて合わせて前線上昇

 

参考:いかてん@めんしのるすしぇるたん【Splatoon3】 https://www.youtube.com/live/51oD0y21KuM?feature=share @YouTubeより

 

スメーシーワールド

f:id:mieiyoutube:20230527114122j:image

初動(ピンク)

・右奥に炭酸、左奥とエリア周りの塀裏にメイン

・裏どりケア、視野は広く

 

抑え(青)

・縦横無尽

・左側のインクレールは塗っておくと良い

・基本は右奥から敵高にメインを振るが、ルートが色々あるため臨機応変に動き回る必要がありそう

 

打開(緑)

言語化不能

・受け身の打開をしたら勝てなそう

・とてもミクロに左右されそう

・後で追記できたらいいな…

 

参考:プラべ【Splatoon3】 https://www.youtube.com/live/-D5g3XwGS9E?feature=share @YouTubeより

 

チョウザメ造船

f:id:mieiyoutube:20230527111738j:image

初動(ピンク)

※今のところ、初動最難関ステージ(長射程強すぎ)

・まず、右下から炭酸でエリア塗っちゃうイメージ(=索敵にも繋がる)

・可能であれば自高の壁を塗って登ることで視野を確保

 

抑え(青)

・メインが強めなので炭酸の投げすぎに注意

・エリア左奥から敵高と左高に圧力をかける

・人数が少ない場合は安全にエリア側から右に回って右高にアクセス(飛距離の問題で炭酸投げることが多い)

・長射程、ジェッパ、トリトリ強めのため、ナイス玉は下がって安全な場所から

 

打開(緑)

・リス左側からリス下+自高のクリアリング

・クリアリングがある程度できたら左側段差下から徐々にエリアにアクセスしてナイス玉で打開

 

参考:れんたな 「いかてんにでます【Splatoon3】」 #OPENREC #Splatoon3(スプラトゥーン3)https://www.openrec.tv/live/2k8mk64d0r6

 

ゴンズイ地区

f:id:mieiyoutube:20230516230752j:image

初動(ピンク)

・敵高に炭酸、メイン

・相手編成結構大事、敵高下ポジション取るか、エリア後ろで炭酸投げ続けるか考える

・自高まで下がらない

・試合全体を通してナイス玉意識高め(右高か敵高奥に投げてる)

 

抑え(青)

・できるだけ早く敵高を取る=敵高スロープ周りのクリアリング

・ナイス玉ギリギリまで我慢、長いステージなので敵復帰マーカー(ジャンプ)のケアに使うシーンもしばしば

 

打開(緑)

・左側ほぼ使わない

・自高下の相手に気をつけながら炭酸、ナイス玉貯める

・丁寧にナイス玉から打開

・ナイス玉で敵のライン下げて(相手を動かして)キルを取るイメージ

 

参考:【後付け実況】現在エリア1位の脳内を公開します【れんたな/スプラトゥーン3/スクスロ】 https://youtu.be/OPyG9C4snFc 

 

ナメロウ金属

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初動(ピンク)

・左高にメイン

・炭酸でエリア塗る

・炭酸使いながら右奥と敵高に強引にメインを振りに行くシーンが多い

 

抑え(青)

・右奥から敵高に向かってメイン

・炭酸温存(逃げ道)

・ナイス玉は割と回避用

・ジャンプ多め

 

打開(緑)

・左手前の敵を重点的に見る、左から足掛かりをつくるイメージ(できるだけ早く初動の位置取りを奪取したい)

・炭酸軸というより、早めに左手前クリアリングして積極的にメインを振りに行く

 

参考:れんたな 「eria【Splatoon3】」 #OPENREC #Splatoon3(スプラトゥーン3)https://www.openrec.tv/live/pnzg6l461ry

 

マテガイ放水路

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初動(ピンク)

・自エリ管理

・自エリ奥の高台に負荷かけに行くイメージ、詰める→引くを頻繁に繰り返す

 

抑え(青)

・自エリ奥の高台が強い(リス、敵高、自エリ、敵エリの全てにアクセスできる)ので、塗り維持しつつ敵を削る

・ナイス玉は緊急避難用のイメージ

 

打開(緑)

・リス下のクリアリング、自高のクリアリング。

・炭酸投げてultあげの意識というよりは、早めにポジション取り+カウントストップのイメージ。

 

参考:れんたな 「エリア杯【Splatoon3】」 #OPENREC #Splatoon3(スプラトゥーン3)https://www.openrec.tv/live/ovrd74kdlrj

 

ヤガラ市場

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初動(ピンク)

・右側の敵裏取りをケアする。敵が降りてこない場合は右奥に下からメインを振る

・平らなステージなので、前に出る時は退路を用意する意識

 

抑え(青)

・敵高下からメイン

・あまり右高は見ないが敵が集中する時は退路を用意しながらメインを振りに行く

・敵高下(奥)にナイス玉を置くのが強い

・余り前に出過ぎない

 

打開(緑)

・自陣はバケツ系のメインや前衛武器に対して弱そうな雰囲気

・結構積極的に自高からの打開を目指している

・インク回復は自高裏の壁

・とにかく炭酸投げてultあげの意識

・毎ステージだが、ナイス玉が溜まる見通しを持ってから前線を上げにいく。

 

参考:少しだけエリアやります【Splatoon3】 https://www.youtube.com/live/wlfsH3sR7LQ?feature=share @YouTubeより

 

 

 

ユノハナ大渓谷

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初動(ピンク)

ニュートラルの状態含め、基本住所、強そうポジ

・絶対に真ん中の高台許さない→メイン、退かせるか、下ろしてキル

・相手高台に炭酸

・左奥には降りない

・塗り怪しくなったら気持ち結構早めにライン下げる

 

抑え(青)

・ずっと炭酸

・降りてきた敵は咎める。(咎められなくてデスするシーンが多かった=リスクを追ってでも咎める。

 

打開(緑)

・まさかの右奥から、右奥降りて炭酸、ヘイト買い?

・ちゃんとナイス玉で生存(ナイス玉を貯める見込みがついてから降りる)

 

参考:Xマッチ【Splatoon3】 https://www.youtube.com/live/JAqH0uGiiYI?feature=share @YouTubeより

 

 

 

ヒラメが丘団地

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初動(ピンク)

・高台にメイン

・味方にクアッドみたいなガチ前線武器居る時は譲って緑のあたりから炭酸軸

 

抑え(青)

・右奥に炭酸、ナイスダマ

・人数有利かつカウント取りたい時だけ相手高台あがってる、炭酸しか投げない、必ず復帰に合わせてライン下げる。

 

打開(緑)

・左奥の敵を重点的に見る、左から足掛かりをつくるイメージ

・キルできなくても一旦退かせてから降りて対面してる

・キルできなかったら左奥でひたすら生存、塗り合えばナイス玉で前線上げられる

・とにかく炭酸投げてultあげの意識

 

参考:Xマッチ【Splatoon3】 https://www.youtube.com/live/JAqH0uGiiYI?feature=share @YouTubeより

 

 

 

クサヤ温泉

f:id:mieiyoutube:20230420020509j:image

初動(ピンク)

・高台にメイン

・味方にクアッドみたいなガチ前線武器居る時は譲って緑のあたりから炭酸軸

 

抑え(青)

・右奥に炭酸、ナイスダマ

・人数有利かつカウント取りたい時だけ相手高台あがってる、炭酸しか投げない、必ず復帰に合わせてライン下げる。

 

打開(緑)

・左奥の敵を重点的に見る、左から足掛かりをつくるイメージ

・キルできなくても一旦退かせてから降りて対面してる

・キルできなかったら左奥でひたすら生存、塗り合えばナイス玉で前線上げられる

・とにかく炭酸投げてultあげの意識

 

参考:Xマッチ【Splatoon3】 https://www.youtube.com/live/JAqH0uGiiYI?feature=share @YouTubeより

 

 

 

マンタマリア号

f:id:mieiyoutube:20230420020509j:image

初動(ピンク)

・高台にメイン

・味方にクアッドみたいなガチ前線武器居る時は譲って緑のあたりから炭酸軸

 

抑え(青)

・右奥に炭酸、ナイスダマ

・人数有利かつカウント取りたい時だけ相手高台あがってる、炭酸しか投げない、必ず復帰に合わせてライン下げる。

 

打開(緑)

・左奥の敵を重点的に見る、左から足掛かりをつくるイメージ

・キルできなくても一旦退かせてから降りて対面してる

・キルできなかったら左奥でひたすら生存、塗り合えばナイス玉で前線上げられる

・とにかく炭酸投げてultあげの意識

 

参考:Xマッチ【Splatoon3】 https://www.youtube.com/live/JAqH0uGiiYI?feature=share @YouTubeより

 

 

 

ナンプラー遺跡

f:id:mieiyoutube:20230420020509j:image

初動(ピンク)

・高台にメイン

・味方にクアッドみたいなガチ前線武器居る時は譲って緑のあたりから炭酸軸

 

抑え(青)

・右奥に炭酸、ナイスダマ

・人数有利かつカウント取りたい時だけ相手高台あがってる、炭酸しか投げない、必ず復帰に合わせてライン下げる。

 

打開(緑)

・左奥の敵を重点的に見る、左から足掛かりをつくるイメージ

・キルできなくても一旦退かせてから降りて対面してる

・キルできなかったら左奥でひたすら生存、塗り合えばナイス玉で前線上げられる

・とにかく炭酸投げてultあげの意識

 

参考:Xマッチ【Splatoon3】 https://www.youtube.com/live/JAqH0uGiiYI?feature=share @YouTubeより

 

 

 

コンブトラック

f:id:mieiyoutube:20230420020509j:image

初動(ピンク)

・高台にメイン

・味方にクアッドみたいなガチ前線武器居る時は譲って緑のあたりから炭酸軸

 

抑え(青)

・右奥に炭酸、ナイスダマ

・人数有利かつカウント取りたい時だけ相手高台あがってる、炭酸しか投げない、必ず復帰に合わせてライン下げる。

 

打開(緑)

・左奥の敵を重点的に見る、左から足掛かりをつくるイメージ

・キルできなくても一旦退かせてから降りて対面してる

・キルできなかったら左奥でひたすら生存、塗り合えばナイス玉で前線上げられる

・とにかく炭酸投げてultあげの意識

 

参考:Xマッチ【Splatoon3】 https://www.youtube.com/live/JAqH0uGiiYI?feature=share @YouTubeより

 

 

 

タラポートショッピング

f:id:mieiyoutube:20230420020509j:image

初動(ピンク)

・高台にメイン

・味方にクアッドみたいなガチ前線武器居る時は譲って緑のあたりから炭酸軸

 

抑え(青)

・右奥に炭酸、ナイスダマ

・人数有利かつカウント取りたい時だけ相手高台あがってる、炭酸しか投げない、必ず復帰に合わせてライン下げる。

 

打開(緑)

・左奥の敵を重点的に見る、左から足掛かりをつくるイメージ

・キルできなくても一旦退かせてから降りて対面してる

・キルできなかったら左奥でひたすら生存、塗り合えばナイス玉で前線上げられる

・とにかく炭酸投げてultあげの意識

 

参考:Xマッチ【Splatoon3】 https://www.youtube.com/live/JAqH0uGiiYI?feature=share @YouTubeより

Syaka1雑感

O.A.

 「今日は貴店のスタッフをお褒めしたくてお電話したの。」

初めにそう言われた。まあ珍しい事もあるもんだな、くらいの気持ちだった。話を聴いてみれば、まあ内容はありきたりで、対応が丁寧だとか、気を遣ってくれるとか、元気づけてくれるとか、そういう気持ち的な、精神面の対応に対する賞賛の入信だった。

 「そのようなお声をいただき、私も嬉しいです。早速スタッフ本人にも伝えさせていただきます。」

私はそうやって、当たり障りのない応答句で珍客との対話を終えようとしたが、この時相手は何か違和感の塊が水面をゆらゆらと揺蕩うような何とも気持ちの悪い微妙な雰囲気で何のためにあるのかもわからない数瞬を創造した。

「本人だけじゃなくてね、彼の上司や社長さんにもね、伝えて欲しいのよ。あなた(:ここでは筆者を指す)だけでこの話を留めておかないでね、そうして欲しいの。」

珍客は、こんな短時間にこんな違和感の塊を言の葉の上にのせて何とも思わないのだろうかというくらいに、それはそれは気持ちの悪い御要望を仰せになった。そうは言っても当時の私にとってはこれは得体の知れないただの違和感の塊に過ぎない。風邪をひき始めた時の首周りが生温くて怠いような感覚であって、自分がまだ病人である事には気づいていない状態だ。そもそも、賞賛の声を本人だけでなく、「本人」を評価する立場にある上席にも伝えて欲しいという思考はギリギリ、常識の範疇で理解できないわけではない。寧ろ、本人を褒めてあげたいだけであれば直接本人に言ってやればいいわけだし、わざわざ本人以外にこの事を伝えるためにご連絡なさったのだろうから、その観点でいえば特に違和感は無い。

「それはそうと、近々、彼が異動になっちゃうらしいのよね。せっかく彼も職場に馴染んできた頃だろうに、気の毒だなあと思って。近所の方々もね、彼の対応には本当に元気づけられていてね。こんなスタッフさんが必要だと思うのよね。」

なるほど、熱っぽい身体から体温計を取り出してみたら38.5℃をさしている、ああ、私は風邪を引いているのだ。そういう、疑念が確信に変わるような体験であった。「お褒めしたくて」とは良く言ったものだ。言葉通り、良く言ったものだと思う。違和感が盛大に仕事をした事は言うまでもないし、きっと読者の皆々様方にも共有いただける程度の感覚だと思う。皆まで言うのもナンセンスだが、否、書くのも躊躇われるが、このような他人のエゴに触れるこの瞬間が、本当に人間の気持ちの悪い愚かしさを存分に感じられて、快楽半分、気疎さ半分、まったくもって複雑な気分である。

 わたしはこれからしばらく、他人のエゴを喰って日銭を稼いで、それを自身の血肉とする事で生きるのだ。いよいよ、人でなしのそれといって過言ではないだろう。

 

人の話は最後まで聴く、とは?

顧客が存在する仕事において、しばしば言われるのが「人の話を最後まで聴く」ということだ。


長話を適当に遮るより、結局は根気強く最後まで聴いた方が、スマートな対応が出来る、という主張を見かけた事があるが、これはある意味では正しいが、ある意味では誤っていると思う。


本当に大事なのは、

・相手が自分に何を伝えたいのか

・相手がどのような人間なのか

この2点を相手が口を開けて忙しなく喚いている間に理解することである。その意味で、自身が長話を遮るべきだと判断できるのであれば、それは人の話を最後まで聴くが正ではないという事になる。


前者はともかく、後者を少ない材料から判断して、自身の直近の対応に如何に反映させられるかが、顧客対応の良し悪しに大きく影響する。その意味で、できる限り情報を収集する為に「人の話を最後まで聴く」という姿勢は正である。


私は結構最初の数分で自身の対応の質と方法を選んでいた。良くも悪くも人の話は最後まで聴けなかったと思う。

 

情報のキャパシティとベクトル的な認識に関して

何れのコミュニティにおいても、自身の適当な立ち位置を把握して他者と一定の距離感を保つ事は必要不可欠であるが、その実現に大きく寄与する「顔色を伺う能力」と「地獄耳」は生涯を懸けて磨くべきスキルであると感じる。


情報を取捨選択できるのであれば、それはあればあるほど良い。もう少し本質的に表現するのであれば、自分が扱える情報のキャパシティを把握できているのであれば、そのキャパシティいっぱいまで情報は収集するべきである。


また、情報のキャパシティには題目ごとにベクトル的に設定されていて、扱うのが得意な分野の情報と、苦手な分野の情報が存在するようである。自身の振る舞いを決定するための情報収集とその方法について、重要性の確認ができたことを収穫とするならば、課題として認識すべきは、取り扱うことを控えるべき情報の種別の精査と、シチュエーション的なスタックの確保である。


つまり、情報の取捨選択ができるのであれば、というのは、情報の正誤の判断をするという事ではなくて、それがどのような種別の情報であるかを理解して、自身がまだ扱い得る代物であるかを把握するという行為に等しいようである。


私にとって特に扱うのが得意な情報はやはり直感的な人間感情や雰囲気の察知に必要な材料の類のようだ。扱うのが苦手な情報は全体的な(俯瞰的に物事を見るために必要な)対応フロー、見取り図、計画の構築に必要な材料。来年以降、これらをどこまで広く、深く、クリアに認識できるか。


過程と結果の評価について

しばしばどちらを重視するか、という観点において話題に挙がるのが過程と結果だと思う。若輩風情に大きな口を叩かせていただくのであれば、そんなものどちらでも構わないといって差し支えない。どちらでもいいから、各々は一つ一つの物事においてどちらに重きを置くかを予め決めておくべきだ。


過程は即ち品質の担保(可視化不可事項)であって、結果は即ち実績(見える化実施事項)である。現実的に考えてどちらも100%理想を達成する事は不可能であって、それぞれの妥協ラインが予め用意されたその上で、更に天秤にかけてどちらを取るかを各々が認識しておくべきなのだと思う。


自身でこの考え方を間違いだと思った事はないし、あくまで現実的な思考の上で考えているつもりだけれど、それでも理想論的な一面があるのかもわからない。それでも、この社会ではこれが曖昧であるシーンが多すぎるように感じられて、自身の認識との大きな乖離に日々苦しめられたと思う。何が許せないかといえば前提条件が曖昧なのに、その場その場の目に見える過程とか結果の一部分だけを切り取って評価するのが当たり前になっている事だ。その評価が良いものであれ悪いものであれ、それに何の意味があるんだ、と何度も首を傾げた。全てに意味を見出す事なんて、それこそ非現実だと思うけれど、少なくとも無意味で仰々しい評価があまりにも立て続けに上から降ってくると、正味気持ちが悪くて敵わなかった。


こういう青い思考はいつの間にか朱に交わって無くなってしまうのだろうか。そうであるならば、その思考がどのように変遷するのか、きっと自身の目で見届けようと思う。


結び

やる気があって有能なやつは本部で管理職に就け

やる気がなくて有能なやつは前線で指揮を取らせろ

やる気がなくて無能なやつは駒にして働かせろ

やる気があって無能なやつは今すぐ殺せ


これに尽きる。いつ見ても本質だと思う。

残念ながら私は多くの場合において無能である。これも、いつ考えても本質だと思う。


今年は初めから1年の命と、たかを括って好き放題適当に生きたと思う。学べた事は多かった。ここに書いた事以外にも、仮面を外して仕事をしたこの1年は自身にとって大きな糧となったと感じる。しかしながら、やはりどこまで行けど私の基本的なルーツは無能である事にある。1年間、割と真面目に働いてみて、改めてそう思う。しばらくは、やる気のない無能であるべく、身の程を弁えて生きたい。無能であると決めつけて適当に生きるのもまた愚かしいので、余ったリソースを自分のために使えるように、その使い方を検討しながら、社会に殺されない無能であろうと思う。兎にも角にも、まずは擬態のハウツーから学び直さねばなるまい。

 

追伸

 そしてまた、結局最後に感じるのはかけがえのない人間関係の構築ができたことへの満足である。何か節目のたびに、何ものにも代え難い人間とのつながりを第一に挙げてしまうのは、やはり人でなしでありながら人に憧れてしまうからだろうか。こんな私と時間を共有してくれた同志に最大の感謝を。またいつか、お互いに大きくなって会える事を楽しみにしている。

「自分がやった方が早い」の贖罪。

 最近また、自分がやった方が早いという思考に囚われるようになった。本来的な意味合いにおいて、それが良いことなのか、悪いことなのか正直わからない。もし誰かに答えを訊かれたら、僕はきっと体裁込みで悪いことだと答えるだろうけれど、本当に悪い事だと思っているのかは分からない。だってそうじゃないか。自分がやった方が早いって事は、きっとそれは他人に何かしら不満が募っているという事だ。他人が各々の責任において相応の結果を出していれば、そんな風には思わない筈じゃあないか。そうであるならば、悪いのは他人だ。自分じゃあない。………でも、自分は各々の責任において、相応の結果を出す事が本当に難しい事だと知っているし、出来ない側の気持ちも知っているし、そういう経験もゴマンとして来ている。それなのに、こんな思考に陥るのは傲慢ではないか。他人を信用できない自分は愚かではないか。最近そうやって、しばしば自分の存在価値を見失いそうになる。

 うまく言葉で言い表す事はできないけれど、自分がやった方が早いという思考は、きっと恵まれた環境というか、ある程度体制が整っているというか、要は上から甘やかされている、ぬるま湯に浸からされている、そういうところで発生する思考の種類なんだと思う。戦場で自分1人で剣を振った方が良いと思うだろうか。当然、思わない筈だ。謂わば、猫の手も借りたいという奴の対極に、きっと今自分は存在しているのだと思う。そういう観点から見て言えば、自分がやった方が早いという思考は、だいぶ悪い方の類の思考であるに違いない。卑屈すぎるだろうか。いいや。恵まれた環境下では、きっと自分はこれ以上強くなれない。賢くなれない。先には進めない。だから本来的な意味において、きっと自分は、常に戦場に身をおいていたい筈だった。だからきっと自分にとって、自分がやった方が早いという思考は、即ち永遠に相入れない、理解できない思考のそれなのだ。だからそういう思考が脳裏を過ぎる度に、嫌悪感に全身を蝕まれるんだ。きっとそうなんだ。

 ああ、でも戦場に赴くのは嫌だ。一人で戦いたくはない。自分はそんなに強い人間じゃない。できた人間じゃない。いつだって、無条件に信頼がおける武器と、帰り道がわからなくなった時に救ってくれる女神が欲しい。贅沢だろうか。そうだ、きっと贅沢なのだろう。ある種そういう意味においては、自分は、きっと愚かで、傲慢な生き物であるという事実を認めざるを得ないのだ。

 過去の僕、今のこの醜態を許して欲しい。あの日、あの時、あんなに身を切って頭を捻って、剣を振るったあの日の僕に、今の僕は顔向けができない。きっと僕は、近い将来、この重い右足を前に進める。無理矢理にでも、この身を渦中に放り込んで、今はただのナマクラと化した錆びた金属の光沢を、きっとまた取り戻す。だからどうか今だけは目を瞑っていて欲しい。カタトキも僕は僕の言葉を忘れない。未来の僕にきっとそれを届けて、そしてきっと今よりずっと、ずっと僕は強くなる。

 絶対にだ。約束だ。

 

2023.1.17   弥永唯/みえい

花火の記憶

ドーン


 冬にあがる花火を人生で初めて見た。虫の音の代わりに刺すような風が身体を通り過ぎていく夜。防寒着。真っ黒な空。ビル群の灯りがいやにはっきりと視界に飛び込んで来る。冬は夏に比べて、空気が澄んでいて透明度が高いらしい。浅学が祟って原理までは覚えていない。澄みきった世界の中で思い思いに放散する光は、確かに夏に見たことのあるそれに比べたら、何か質の違う別な芸術を眺めているようだった。

 

 ドーン

 

 ドーン


 ドーン


 音だけは、夏のそれと変わらずに、確かに重苦しい振動を心臓にぶつけてくる。この身体が震える感覚は、なんとなく、懐かしい記憶の中に覚えがあった。

「なあ」

僕は、たまたま隣に佇んでいた旧友に、顔も向けず声をかけた。

「花火の音を聴くとさ」

旧友も、ろくに返事もせずに花火を眺めていた。

「部室で、」

そう言いかけて、僕らは互いに顔を見合わせた。旧友はヘラヘラと、合点がいったような顔をしていたし、きっと僕もそういう表情をしていたと思う。花火と部室。たった2つの単語だけで、僕の言わんとしている事を旧友は汲み取っていた。無論、僕も、彼がそれを理解してくれるであろう事には全面的な信頼を置いていた。だから2人で顔を見合わせて、一瞬、視線を交錯させて、そしてまた、僕らは花火を見ていた。それ以上、僕も、そして彼も何も言わなかった。何となく、今日見た鮮明な形をした花火の数々はいずれ記憶の果てまで飛んでいくだろうと思った。鮮明過ぎて覚えている事など不可能だろうと思った。あの日、形影を見たわけでも何でもないのに、はっきりと記憶に刻まれている花火のそれは、きっと残暑のゆらゆらとした空気に冒された、ぼんやりとした曖昧なものだったからだろう。


 ドーン


また、花火が鳴った。

「忘れられないよな」

同時に、彼が小さく呟いた。もしかしたら、それは僕の言葉だったのかもしれない。もう、忘れてしまったけれど、それでも忘れられないという言葉が、確かに冬の宙を舞っていた。


 それは、自身の思考が如何に中途半端で、如何に見通しがなくて、そして如何に再現性がないか、思い知らされた瞬間だった。その日は、例によって花火があがっていた。今よりもずっと濁った空気の中で、蝉の鳴動がまだ煩い夕方に、花火の音が響いていた。仮に今もう時効を迎えていたのだとしても、僕はその日を真っ直ぐには綴れないと思う。自責の念が無かったかといえばそれは大きな虚言であって、人間を忘れた心にも大量の冷や汗が流れた。今日と違って、対面に座っていた彼は一言、だがはっきりと言った。

「失敗だ。ペナルティが課せられた。」

無論、考慮しなかった訳じゃない。そこまで、僕も、そして彼らも愚かではなかった。いや、結局、結果として僕の愚かしさはその瞬間にはもう明確に露呈していたのかもしれない。そう、結局、僕は物事の優先順位のつけ方とリソースの配分の仕方を誤っていたのだ。世の中はそんなに甘くなかったし、現実は実に辛いものだった。僕は、否、僕らは、各々の刃を手に、肉を切らせて骨を断ったつもりだった。そういうシナリオである筈だった。僕らがそういうシナリオを演じられるような、そういう舞台を僕は用意した筈だった。つまり、そのシナリオが瓦解した時点で全責は間違いなく僕の手の中にあった。つまり、僕にとって花火の音は、そういう記憶と共に脳裏に保存されていた。


 この面子で花火なんか見に来るなんてね、と、そう彼女はつぶやいた。僕もまったく同意見であった。彼女もまた、彼と同じく、今日は僕の横に居た。横で花火を見て、彼女が何を思っていたか、僕にはわからなかった。正味、どんなに苦楽を共にした旧友でも、女の考える事はわからなかった。今も昔も、それは僕の理解の範疇の外にあった。それでも、その横顔は今も昔も凛として遠くを見据えていて、変わらず、強い自分をその魂の上に着せているのだと思った。彼女がそういう奴だということだけ、知っていた。

「良いことだろうね、」

僕は、花火なんか見に来るなんて、という彼女に、答えになっているともなっていないともよく分からない言葉で返答した。物事を良いとか悪いとか、そんな一面的な要素で判断できない事など百も承知だったが、それでも僕にとって、今日、この花火を旧友と眺められた事は、良い事でなければならないと思った。ふと、彼女の横顔を雫が伝ったような気がした。街の灯りがやけにクリアに反射して、頬が透き通っていて艶やかだった。


ドーン


今の記憶をそのまま持って、あの日までタイムスリップできたら、僕はあの日と違う道を歩くだろうか。


ドーン


この重苦しい心臓を震わせるような音に、今とは違う、別な記憶を紐付けるだろうか。


ドーン


ドーン


ドーン


「綺麗なんだな、花火ってさ。」

何となく、考えもなしにそう言ってみた。

「結局、そういう事だと思う。」

彼もそう言って、花火を見ていた。

彼女は黙って、花火を見ていた。


ドーン………